
終わりなき旅
高校3年生春、怪我をして担架で見た景色ほどやるせないものはあっただろうか。
継続的にサッカーができなくなり、引退を余儀なくされることを悟った担架の上で、人生の目標だったプロサッカー選手への旅が思わぬ形で終了した。。
それから1年間、嫌いだった勉強をある程度好きになるまで勉強した。満足いくような受験ではなかったが、獨協大学に進学してサッカーへの熱が消えてしまった私はサッカーを娯楽としてできるサークルを探していた。
しかしインスタグラムのDMで勧誘されたのは正反対のサークルであった。それがこのKeshikaSである。「もう一度本気でサッカーをしないか」とだけ送られてきたDMに少しの期待とそれ以上の不気味さを感じながら体験会への参加を希望した。
体験会で感じたのは部活と間違えたんじゃないかと思えるほどの強度と熱だった。サッカーへの熱が消えてしまった私であったが、やはり私はサッカープレーヤーである。一度本気のサッカーをしてしまえば今までの溜まりに溜まった熱を解放するかのようにもう一度サッカーにのめり込み、いつしかサークルの代表にまでなっていた。目的地がプロだったサッカーの旅はいつのまにか目的地を変えて歩み始めていたのだと思う。
それから2年の時が経ち、やはりいつまでたってもサッカー小僧である。地元の社会人サッカーチームに友人から勧誘されて入団し、まだサッカーを続けている。
Dankeschön für KeshikaS!
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